9月13日の米国マーケットサマリー:株が上昇、ユーロは大幅高

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2875 1.2679 ドル/円 83.64 84.15 ユーロ/円 107.68 106.72

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 10,544.13 +81.36 +.8% S&P500種 1,121.91 +12.36 +1.1% ナスダック総合指数 2,285.71 +43.23 +1.9%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .53% -.04 米国債10年物 2.74% -.05 米国債30年物 3.84% -.03

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,247.10 +.60 +.05% 原油先物 (ドル/バレル) 77.17 +.72 +.94%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルに対して10週間ぶ りの大幅上昇。銀行が新たな資本規制の順守へアナリストの予想以上 の猶予期間を与えられたことで、リスク資産に対する買い安心感が広 がった。

円とドルは下落。中国の工業生産および小売売上高が予想を上回 ったことから、世界的な景気回復が勢いを増しつつあるとの見方が強 まり、安全資産の需要が減退した。ユーロの支援材料としては、欧州 連合(EU)の欧州委員会が今年のユーロ圏経済成長率見通しを従来 予想のほぼ2倍に上方修正したことも挙げられる。スウェーデン・ク ローナは主要通貨のなかで、ドルに対する上昇率が最も高かった。

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、ヴァシーリ・セレ ブリアコフ氏(ニューヨーク在勤)は、「中国の統計はおおむね景気 減速が底を打ったことを示唆した。それが一段のリスク選好の動きに つながった」と指摘。「今週はリスクに敏感な通貨に目が行く」と述 べた。

ニューヨーク時間午後2時28分現在、ユーロはドルに対して前 営業日比1.5%高の1ユーロ=1.2871ドル。一時は1日の上げ幅と しては7月1日以来の最大となる1.7%高の同1.2893ドルを付け 場面もあった。円はユーロに対して0.9%安の1ユーロ=107円65 銭。円はドルに対して0.7%高の1ドル=83円59銭と、8日に付 けた1995年以来の高値の同83円35銭付近で推移している。

◎米国株式市場

米株式相場は続伸。主な株価指数は1カ月ぶりの高値をつけた。 中国の工業生産増加や欧州成長予想の上方修正を受け、景気に対する 信頼感が高まった。

JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ(BOA) が大幅高。銀行資本新規制の移行期間が予想より長かったことを 好感した。マイクロソフトは5.3%高。配当と自社株買いの資金 調達で起債を計画していると事情に詳しい関係者が明らかにした。 アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)やマイクロン・ テクノロジーも高い。米調査会社ガートナーが半導体企業の2010 年の設備投資について前年から倍増するとの見通しを示したこと がきっかけ。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種 株価指数は前営業日比1.1%高の1121.90。年初来の下落分を埋 め、0.6%高に転じた。ダウ工業株30種平均は81.36ドル(0.8%) 上げて10544.13ドル。

セキュリティー・グローバル・インベスターズのファンドマ ネジャー、マーク・ブロンゾ氏は「米国がリセッション(景気後 退)に逆戻りするのではないかとの懸念が強まるにつれ、投資心 理が非常に暗くなっていた。だが、過去数週間に米国と中国から 発表された経済指標は予想を上回り、欧州は恐れられたほど悪化 していない」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。10年債利回りは5週ぶり高水準から低下し た。8月の米財政赤字が前年同月比で縮小したほか、米連邦準備制度 理事会(FRB)が34億ドルの米国債を購入したのが影響した。

2年債に対する10年債の上乗せ利回りは縮小。利回り格差は一 時、8月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合以来の最大まで拡大 したが、長期債への需要が回復するにつれて縮小した。中国の工業生 産が予想以上に伸びたことに反応し、指標となる10年債は朝方一時、 下落していた。

トロント・ドミニオン銀行、TDセキュリティーズ部門のチー フ金利ストラテジスト兼エコノミスト、エリック・ラッセルズ氏は、 「売り浴びせで始まったこの日の債券市場は、逆転劇を演じた」と述 べ、「米国債利回りがここ1カ月での最高をつけ、投資家が戻りつつ ある」と説明する。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後3時9分現在、10年債利回りは前営業日比6ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下の2.74%。同年債(表面利率

2.625%、2020年8月償還)価格は1/2上げて99 1/32。

10年債利回りは一時、2.85%と8月6日以来の最高を記録した。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに上昇。ドルの下落で代 替投資先としての金への需要が高まった。

主要6通貨のバスケットに対するドル指数は一時1.1%下落。 通常、金はドルと反対方向に動く傾向がある。

ラサール・フューチャーズ・グループのトレーダー、マシュ ー・ジーマン氏(シカゴ在勤)は「この日はドルがかなり下げて おり、そのため金が押し上げられている」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金 先物相場12月限は前営業日比60セント(0.1%)高の1オンス =1247.10ドルで取引を終了。一時は0.4%上昇する場面も見ら れた。過去3営業日では1%下げていた。

◎原油先物市場

ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに上昇。ドルの下落で代 替投資先としての金への需要が高まった。

主要6通貨のバスケットに対するドル指数は一時1.1%下落。 通常、金はドルと反対方向に動く傾向がある。

ラサール・フューチャーズ・グループのトレーダー、マシュ ー・ジーマン氏(シカゴ在勤)は「この日はドルがかなり下げて おり、そのため金が押し上げられている」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金 先物相場12月限は前営業日比60セント(0.1%)高の1オンス =1247.10ドルで取引を終了。一時は0.4%上昇する場面も見ら れた。過去3営業日では1%下げていた。

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