英国債:10年債利回り、1カ月ぶり高水準付近-株高と中国工業生産で

英国債市場では10年債相場が 約1カ月ぶりの高水準付近にとどまった。株高に加え、中国の工業生 産が予想を上回る伸びとなったことから、安全資産とされる国債の需 要が後退した。

30年債相場は4営業日続落。主要国の銀行監督当局で構成する バーゼル銀行監督委員会は12日、世界の銀行に対する狭義の中核的 自己資本比率の最低基準を現行の2倍余りに引き上げることで合意し た。JPモルガン・カザノブが英国の銀行大手は好ましい位置にある との認識を示したことを手掛かりに、FT350種銀行指数は2%上げ た。労働組合の指導者らがキャメロン首相の予算削減案に反対を表明 したことを背景に、英政府が財政緊縮策を緩和するとの観測が広がっ た。

ロイズ・バンキング・グループのエコノミスト、ケネス・ブルッ クス氏(ロンドン在勤)は、「8月の相場上昇が反転しつつある。利 回りは全般的に上昇している。中国の経済データや新銀行規制が要因 だ」と語った。

10年債利回りは一時、6ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇し3.18%と、先月11日以来の高水準となった。ロン ドン時間午後5時20分現在は3.12%と、前週末からほぼ変わらず。 同国債(表面利率4.75%、2020年3月償還)価格は113.36。30 年債利回りは4.11%。前週末からは1bp未満の上げとなっている。

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