ドラギFSB議長:金融規制改革は未完、モラルハザードへの対処必要

金融安定化理事会(FSB) のドラギ議長は、世界的な規制の新しい枠組みを作る作業はまだ完 了していないとの見解を示し、大き過ぎてつぶせない銀行の問題に 当局はまだ対処していないと指摘した。

ドラギ議長は13日のバーゼルでの記者会見で、規制改革は「ま だ完了していない」と述べ、改革には「極めて重要な第2段階があ る。モラルハザード(倫理観の欠如)を取り除くという懸案は、わ れわれの能力の範囲内にあるからだ」と指摘。当局は「システムに とって重要な金融機関の問題に取り組む」必要があると続けた。

当局者は12日、世界の銀行に対する狭義の中核的自己資本比 率の最低基準を現行の2倍余りに引き上げるほか、新規制の完全順 守までの猶予期間を最長8年とすることで合意した。

ドラギ議長は、「市場は合意を歓迎したと思う」と述べ、「シス テムの弾力性を高めることによって、持続的な景気回復を確実にす る力強い合意だ」と評価した。

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