ECB総裁:新興市場の成長は持続的、先進国は「より緩やか」に

欧州中央銀行(ECB)のト リシェ総裁は13日、バーゼルでの記者会見で、各国中銀を代表し 世界経済成長や先進国におけるリセッション(景気後退)二番底の 可能性などについて以下の通り発言した。

◎世界経済成長について:

「非常に有意義な意見交換ができた。われわれが世界レベルで 言えることは、新興市場で成長が持続しているということだろう。 これはもちろん、当該国当局の警戒を必要とするが、これら当局は それぞれの経済の展開を注意深く見守っている」

「先進国・地域では、明らかに経済成長はより緩やかなペース だ。従って、先進国の緩やかな経済成長と新興市場国の持続的な成 長というのが、現在の世界経済の姿だ」

「警戒を続ける必要がある。いかなる点においても安心すべき 時ではない。先進国・地域では特にそうだ。先進国とりわけ欧州に ついて、必要な構造改革をわれわれは永久に訴えていくだろう」

◎先進国でのリセッション二番底の可能性について:

「そのようなリスクが現実となる可能性については、会議で全 く協議されなかった。先進国の成長は緩やかだが、極端に緩やかと いうことにはならないだろう」

◎デフレについて

「デフレリスクという議論が出たのは先進経済についてだけだ が、わたしには現時点でこれが現実化しているようすは見えない」