IMF特別顧問の朱民氏:アジアの銀行は増資を回避へ

国際通貨基金(IMF)の専務 理事特別顧問である朱民氏は、アジアの銀行は高い自己資本比率を確 保しているため、新たな国際基準を満たすために世界のほかの地域で 必要とされているような規模の資金調達は回避できるとの見方を示し た。

元中国人民銀行(中央銀行)副総裁で、中国銀行の副頭取を務め た経歴を持つ朱氏は13日、天津からブルームバーグテレビジョンと のインタビューに応じ「現在のアジア全体をみた場合、中核的自己資 本(Tier1)比率は10-12%以上確保されている」とし、結果 として「現時点ではアジアの銀行が市場で巨額の資金を調達すること はないだろう」と述べた。国際決済銀行(BIS)バーゼル銀行監督 委員会は前日、銀行のTier1比率について6%以上とすることで 合意した。

朱氏によると、中国の銀行が確保する普通株式や優先株を含む中 核的自己資本は強固であると指摘。「資本比率はかなり良好だ。銀行 は増資を行っているが、中核的自己資本の調達ではなく、Tier2 (補完的自己資本)向けの劣後債発行だ」と続けた。中国の銀行は世 界の銀行の時価総額ランキングで上位10位のうち4行を占めている。

--Francine Lacqua, Nerys Avery. With assistance from Luo Jun in Shanghai, Eunkyung Seo in Seoul, Kartik Goyal in New Delhi, Joyce Koh and Stephanie Phang in Singapore, Suttinee Yuvejwattana in Bangkok, Marion Rae in Canberra, Shigeru Sato in Tokyo and Yalman Onaran in New York. Editors: Nerys Avery, Chris Anstey

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