新興市場株、強気相場入り-中国統計で景気懸念が後退(Update1)

13日の新興市場株式相場は上昇し、 指標のMSCI新興市場指数がいわゆる強気相場入りした。中国の工 業生産や小売売上高、新規融資などの統計を受け、世界的な景気回復 が失速するとの懸念が遠のいた。

MSCI新興市場指数はシンガポール時間午後3時38分(日本時 間同4時38分)現在、1.4%高の1027.56での取引。直近の安値から 20%戻し、強気相場入りとされる値上がりとなった。

ロシアやインド、台湾、フィリピン、タイの主要株価指数が1% 余り上昇し、新興市場株の上げを主導している。MSCI新興市場指 数は昨年に過去最大の75%上昇となったものの、今年は年初来で

3.8%の上げにとどまっている。欧州ソブリン債危機拡大のほか、米景 気回復が失速するとの懸念が背景にある。

JFアセット・マネジメントの大中華圏チーム責任者、王浩(ハ ワード・ワン)氏(香港在勤)は、中国の「週末の統計は、インフレ 加速の中で成長は急減速するとの市場の懸念を緩和するのに役立った という点で、プラス材料だ」と語った。

中国国家統計局の11日の発表によると、8月の工業生産は前年同 月比13.9%増加。ブルームバーグが集計したエコノミストの予想中央 値である13%増を上回った。8月の消費者物価指数(CPI)は前年 同月比3.5%上昇と1年10カ月ぶりの高い伸びとなったほか、同月の 小売売上高は前年同月比18.4%増加した。

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