日立社長:急激な為替変動、短期的には厳しい-85円まで対応

総合電機メーカー国内最大手の日立 製作所の中西宏明社長は13日、日本外国特派員協会で講演し、円高基 調が続いていることについて「急激な変動は、短期的には大きなプレッ シャーだ。大変、厳しい」との認識を示した。ただし、あらゆる措置を 講じることで、対ドルで「85円までは対応可能」との見通しを示した。

中西氏は「比較的緩やかなら、環境変化には海外生産シフトや購買 などあらゆる施策で対応できるが、急激な変動は望ましくない」とあら ためて指摘。政府が為替介入を実施すべきだとの声が市場で出ているこ とについて問われると「急激な為替変動には対応していただくことが望 ましい」と述べるにとどめた。

同社は2012年度までの中期計画で、売上高10兆5000億円、営業 利益5%超、純利益で2000億円の安定確保を目標に掲げている。この 中で、IT(情報技術)分野で3000億円規模のM&A(企業の合併・ 買収)を検討すると表明しており、円高は追い風になる。

M&Aの好機と捉えるべきではないかとの質問には「事業拡大のた め、M&Aは積極的に考える。しかし、円高がチャンスだからといって プライスで決めるようなつもりはなく、そのようなアプローチは取らな い」と答えた。

日立製作所の終値は前週末比変わらずの359円。

--取材協力 Jason Clenfield Editor: Tetsuki Murotani Hitoshi Ozawa

参考画面: 記事についての記者への問い合わせ先: 東京  中島三佳子  Mikako Nakajima +81-3-3201-8312 mikako@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jason Clenfield +81-3-3201-2484 jclenfield@bloomberg.net 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Young-Sam Cho +82-2-3702-1639 ycho2@bloomberg.net

Hiroaki Nakanishi