トルコ国民投票:与党提案の憲法改正を承認-世俗派勢力に打撃

トルコで12日行われた国民投票で、 エルドアン首相率いる与党・公正発展党(AKP)提案の憲法改正案 が承認された。改憲に伴い、現政権は厳格な政教分離を唱える世俗派 の司法当局や軍に対し、権限を強めることになる。

国営トルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)がトルコの選挙管理 委員会から発表された公式データを基に報じたところでは、改憲賛成 が58%、反対は42%。投票率は78%だった。エルドアン政権は独自 調査に基づき改憲賛成が55%になると予測していたが、これを上回る 支持を得た。

今回の国民投票は、来年7月までに実施される総選挙でエルドア ン首相が3期目の政権維持を果たすかどうかの試金石と広く見なされ ていた。イスラム色の強いAKPが2002年に政権に就いて以降、政教 分離を重視する軍や司法当局は首相側と頻繁に衝突してきたが、改憲 成立で世俗派の権限が抑えられることになる。