KDDI株価が続伸、社長交代・会長残留-巻き返しへ「淡い期待」

国内通信2位KDDIの株価がじ りじりと続伸、前週末比7000円(1.7%)高の41万7500円まで買わ れている。10年近くトップを務めてきた小野寺正社長兼会長が12月か ら会長に専念し、後任の社長に田中孝司執行役員専務が昇格すると10 日発表。社長交代による携帯電話事業巻き返しへの期待感が支援材料。

同社はスマートフォン(多機能携帯電話)戦略で国内携帯3位ソ フトバンクモバイルや同首位NTTドコモよりも遅れ顧客獲得で低迷。 前期(2010年3月期)には営業利益でソフトバンクに初めて抜かれた。 10日の会見で小野寺氏は、「IT(情報技術)技術者の性格を持つ」田 中氏が巻き返し役に適任と述べていた。

クレディ・スイス証券の早川仁アナリストは、13日の株価が社長 交代への「淡い期待」を反映したと説明。スマートフォン関連の開発 部隊との関係が比較的良好とされる田中氏の社長就任は評価できるが、 「小野寺氏の会長残留による院政懸念が残る」とも指摘している。

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