半導体製造装置株が大幅高、受注ピークアウトへの過度の警戒後退

東京エレクトロンなど半導体製造 装置株が大幅高。米国の経済指標を受け、今後の景気や需要に対する 不安が和らいだ。一部アナリストからは、液晶などの生産調整による 半導体製造装置受注のピークアウトについても、過度に警戒し過ぎと の見方が出ている。

東エレクは先週末比4%高の4315円まで上げたほか、大日本スク リーン製造は3.7%高の395円、アドバンテストは3.3%高の1668円、 ニコンは2.2%高の1420円までそれぞれ上昇。

大和証券キャピタル・マーケッツの佐藤弘康アナリストは投資家 向けメモで、市場で連想されている4-6月受注ピークアウトを仮定 すれば、生産能力拡大が抑制され、半導体工場の稼働率が通常の95% を超えてしまうと分析。逆に稼働率を一定水準で保とうとすれば、受 注は2000年の過去最高水準を超える必要が出てくると指摘する。

その結果、目先の過重在庫の消化による生産調整はネガティブだ が、いったん小休止があれば、むしろピークアウトが先延ばしになる とし、同セクターのポジティブなスタンスを継続するとしている。

一方、米商務省が10日発表した7月の卸売在庫は前月比1.3%増 加し、伸び率は2008年7月(1.5%増)以来の最大となった。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.4%増。 項目別では、コンピューターが2.1%増、機械と自動車が1.3%増など。