アイスランド議会委、前首相らの告発を勧告-金融混乱の責任めぐり

アイスランドでは、2008年当時 の政府閣僚の職務怠慢が金融システム混乱の要因になったとして同国 議会委員会が元閣僚の告発を勧告したことを受け、議会は判断を迫ら れている。

議員に11日配布された書面の動議によると、議会委はホルデ前 首相やギスラドッティル前外相、マッティエセン前財務相らの告発を 議会に求める方針だ。議会で告発が採択されれば、1905年に設置さ れた特別法廷が初めて開かれることになる。

アイスランドは08年の金融システムの混乱で、国際通貨基金 (IMF)に支援を求めざるを得なくなり、通貨クローナはオフショ ア市場でユーロに対して最大80%下落した。アイスランド国民が債 務負担の悪循環に陥るなか、昨年発足したシグルザルドッティル政権 は弱い経済の立て直しに苦労している。

シグルザルドッティル首相が11日、記者団に語ったところによ ると、議会は数日中に告発に関する決定を下すもようだ。

委員会によると、06年から09年初めまで首相を務めたホルデ氏 の告発に関する動議は、「08年2月から同年10月初めまでに意図的 または職務の怠慢で犯した違反で、ほとんどが閣僚の責任に関する法 律への抵触」で、加えてアイスランドの刑法違反に基づいている。