日銀供給オペの落札金利0.11%で横ばい、レポ高や期末越えの需要

日本銀行がこの日実施した2本建 ての共通担保資金供給オペは、いずれも落札金利が0.11%で横ばいだ った。レポ(現金担保付債券貸借)金利がやや上昇している上、9月中 間期末をまたぐ資金が供給されているため、金融機関から一定の需要が あった。

今回の2本のうち本店共通担保オペ(9月14日-10月4日)は、 14日に終了する同オペ5800億円に対して8000億円に増額して実施さ れた。全店オペ(9月15日-10月18日)は、15日に終了する同オ ペと同額の1兆円。最低落札金利と平均落札金利はいずれも0.11%だ った。

終了日となる期日が9月に設定された共通担保オペでは、落札金 利が下限0.10%に低下していたが、前週末のオペから期日が10月ま で延びており、0.11%に水準を上げて落札されていた。

短資会社によると、9月期末を控えて、国庫短期証券(TB)の 在庫を抱えたディーラーから資金確保の動きが出ているという。

レポの推移を見ると、利下げ観測に伴う資金調達期間の短期化が 強まった8月下旬に0.14%まで上昇した後、利下げ観測の後退で

0.105%に急低下した。しばらく底ばいで推移していたが、前週後半か ら0.11%に小幅上昇している。

TB3カ月物入札の落札利回りが0.11%を下回り、国内投資家の 購入意欲は弱まっている。一方、今週は14日に1年物、15日に3カ 月物、16日に2カ月物とTB入札が相次ぐため、証券会社は在庫を抱 え過ぎるリスクが高まっている。レポや日銀オペの金利と運用利回りと の逆転(逆ザヤ)が生じやすくなっている面もある。

レポ市場では、15日から17日まで9月利払い債の振替停止期間 に入ることで資金調達需要は減る。ただ、国債決済が集中する21日か ら9月期末にかけては調達圧力が高まる可能性があり、銀行も資金運用 に慎重になるため、金利が上昇しやすい。

翌日物の低位安定

無担保コール翌日物は誘導目標0.1%に対して0.08-0.085%近 辺で推移。短資会社によると、都市銀行や信託銀行の調達が0.08%、 その他の国内銀行の調達も0.085%と、前週に引き続き低水準で推移 した。一部の地方銀行は0.125%で試し取りが指摘された。

この日の当座預金は前日比4000億円増の14兆9000億円程度、 準備預金(除くゆうちょ銀)は横ばいの11兆7000億円程度だった。 一日に積まなければならない準備預金額が3兆8900億円まで減ってお り、最終日の15日に向けて銀行の積みが進んでいることを示している。