欧州株:4カ月ぶり高値に上昇-銀行、鉱業株が高い

欧州株式相場は4カ月ぶり高 値に上昇。バーゼル銀行監督委員会が銀行の新自己資本規制につ いて妥協案を出したほか、中国と欧州の経済統計の発表が景気回 復への確信を強めたことが買いにつながった。

ベルギーのデクシアは6.2%高。フランスのクレディ・アグ リコルは5.8%上昇し、銀行株の上げをけん引した。バーゼル委 員会は銀行の自己資本比率の最低基準を引き上げる新規制につい て、最長8年の移行期間を設けることを明らかにした。

資源大手の英・オーストラリア系BHPビリトンやリオ・テ ィントも上昇。8月の中国鉱工業生産指数が上昇したことが材料 視された。

ストックス欧州600指数は前営業日比0.7%高の266.45と、 4月26日以来の高値で取引を終了。先週は週間ベースで1.7%上 昇し、5月に付けた年初来最安値からの上昇率は14%に拡大して いた。株安でバリュエーション(株価評価)が1年ぶりの割安水 準となったことが背景にある。

RCMのルーシー・マクドナルド最高投資責任者(CIO) は、「先行き不透明感が払拭されるのは常に良いことであり、今で は市場でだいたいどれだけの資金が調達されるのか、以前より把 握できるようになってきた」と指摘。「株の割安感は増している。 値動きの荒さに耐えられるなら、かなり好ましい環境だ」と続け た。

BHPビリトンとリオ・ティントは、いずれも2.5%上昇し た。