NY金(10日):下落、週間では7月以来初のマイナス-株高で需要減

ニューヨーク金先物相場は下落。 株価の反発を背景に安全への逃避先としての需要が薄れ、週間ベース では7月後半以降で初のマイナスとなった。

MSCI先進国23市場で構成するMSCI世界指数は週間ベー スで2週連続プラス。経済統計で世界的に景気が改善しつつある兆候 が示されたことが背景となった。金は今週、過去最高値に迫った後、 反落した。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レ シュ氏(シカゴ在勤)は、「金が最高値を更新できるような不安要因 が市場にはない」と指摘。「株は安定したし、欧州債務危機をめぐる 不安感が台頭したのは1日だけだった。こうした状況で、短期的な投 資家の多くが金市場から資金を引き揚げている」と説明した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場12月限は前日比4.40ドル(0.4%)安の1オンス=1246.50 ドルで取引を終了。週間ベースでは0.4%下げた。年初からは14% 上昇している。