メルケル独首相はユーロ圏救済基金の利用で拒否権行使を-連立与党
Rainer Buergin、Brian Parkinアイルランドやポルトガルなど ユーロ圏の財政難の国を救済する可能性をけん制する動きが、ドイツ の連立与党から出ている。自由民主党(FDP)はユーロ圏の条約改 定に向けた確約を得られない限り、拒否権を講じるようメルケル首相 に求めた。
FDPは政策方針書で、ユーロ圏各国を対象とする破たん規定に ついて各国政府の同意がない場合、ドイツはユーロ圏救済基金からの いかなる追加の支払いについても拒否権を行使すべきだと言及した。 救済基金からの支払いには、ユーロ圏16カ国の過半数が同意する必 要がある。ドイツは同基金全体の25%余りを負担している。
同方針書では、「危機が起きた場合、ドイツはけた外れな額を負 担することになるため、政府は拒否権を行使すべきだ」と言明した。
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