スマギECB理事:市場に急落リスク、政府が債務返済への信頼失えば
Simon Kennedy欧州中央銀行(ECB)のビ ニ・スマギ理事は、各国政府が増大する債務負担への対応能力に対し 投資家の信頼を失えば、金融市場は大幅に下落するリスクがあると述 べた。
ビニ・スマギ理事は10日、フランクフルトでの講演で、国内総 生産(GDP)に比較した政府債務が2015年までに米国で110%、 ユーロ圏で95%に達するとの国際通貨基金(IMF)予測に言及し、 こうした水準は「今後数年間にわたり金融市場の状況に少なからぬ影 響を及ぼす可能性が高い」と述べた。
同理事はさらに、「極端な損失につながるクリフ効果が生じるリ スクがあり、そうなれば国家は債務返済能力に対する投資家の信頼を 失い、信頼回復までに非常に長く痛みを伴う調整が必要になりかねな い」と続けた。
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