グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。ハンセン指数は2週連続で値上がりした。 米国の先週分の失業保険申請件数が予想を上回って減少したことで、 世界経済をめぐり楽観的な見方が広がった。

売上高の75%を北米で稼ぐ電気機械メーカーのテクトロニッ ク・インダストリーズ(創科実業、669 HK)は2.3%高。昨年の総 収入のうち20%を北米が占めた英HSBCホールディングス(5 HK)は1.1%上昇し、ハンセン指数の上昇寄与度トップとなった。 アジア3位の証券取引所を運営する香港取引所(388 HK)は2.1% 高。建設予定のデータセンターに約10億香港ドル(約110億円) を投じるとの発表が好感された。

海洋油田開発で中国最大の中国海洋石油(CNOOC、883 HK) や米ウォルマート・ストアーズなどに製品を納入するリー・アン ド・ファン(利豊、494 HK)も高い。

ハンセン指数は前日比90.12ポイント(0.4%)高の

21257.39で終了。週間では1.4%値上がりした。ハンセン中国企 業株(H株)指数は前日比0.1%高の11835.93。

KGIアジアのベン・クウォン最高執行責任者(COO)は 「最近の経済指標は改善の兆しを若干示しており、投資家はこうし た統計に従来よりも反応している」と述べた上で、「投資家のリスク 回避姿勢はこれまでほど顕著ではない」と語った。

【中国株式市況】

中国株式相場は反発。上海総合指数は週間ベースでプラスを維 持した。インフレや不動産バブルをめぐる懸念が広がる中、薬品株 などディフェンシブ銘柄に資金が向かった。

医薬品メーカーの華蘭生物工程(002007 CH)は9.2%高とヘ ルスケア株の上昇をけん引。中国政府は次期5カ年計画で消費に焦 点を絞るとクレディ・スイス・グループとJPモルガン・チェース が指摘したことを受け、酒類メーカーの宜賓五糧液(000858 CH) を中心に消費関連株も買われた。発電機器メーカーの東方電気 (600875 CH)も高い。

一方、不動産開発株は2カ月ぶりの安値に下落。政策金利の引 き上げを含めて、中国当局が不動産の価格抑制策を強化するとの観 測が響き、万科企業(000002 CH)や保利房地産集団(600048 CH)などが売られた。

上海明河投資管理のファンドマネジャー、張翎氏は「経済が先 行き不透明な中、ヘルスケアは景気変動の影響を受けにくい業種の 1つだ」と語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動 する上海総合指数は前日比6.86ポイント(0.3%)高の2663.21 で終了。一時1%まで広がった下げ幅を帳消しにし、週間では

0.3%上昇となった。上海、深セン両証取のA株に連動するCSI 300指数は前日比0.2%高の2932.55。

【インド株式市況】

10日のインド金融市場では、ラマダン(イスラム教の断食月) 明け祭の祝日のため、銀行や中央銀行が業務を休むほか、証券取引 所と債券・為替相場が休場となる。取引は13日に再開される。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比21.9ポイント(0.5%)安の4560.3。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比18.22ポイント(1%)高の

1802.58。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比54.57ポイント(0.7%)高の7890.11。

【シンガポール株式市況】

10日のシンガポール株式市場はラマダン(イスラム教の断食月) 明け祭の祝日のため休場。取引は13日に再開される。

【マレーシア株式市況】

10日のマレーシア株式市場はラマダン(イスラム教の断食月) 明け祭の祝日のため休場。取引は13日に再開される。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比3.08ポイント(0.3%)高の924.57。

【インドネシア株式市況】

インドネシア株式市場は14日まで休場。取引は15日に再開さ れる。

【フィリピン株式市況】

10日のフィリピン株式市場はラマダン(イスラム教の断食月) 明け祭の祝日のため休場。取引は13日に再開される。

Editor: Akiyo Kinoshita