米ハーバード大、中国投資への不動産資産売却交渉を打ち切り-関係者

世界の教育機関で最も豊富な資金 力を持つ米ハーバード大学は、中国の政府系ファンド(SWF)、中国 投資(CIC)への一部不動産関連ポートフォリオ売却をもはや目指 していない。この件について説明を受けた関係者1人が明らかにした。

協議が非公開であることを理由に関係者が匿名で語ったところで は、ハーバード大はCICと数億ドル相当のポートフォリオ売却につ いて交渉していたという。同大の広報担当者、ジョン・ロングブレー ク氏はコメントを控えた。CICの北京在勤広報担当者もコメントし なかった。社の方針として氏名は明らかにしていない。

不動産価格の下落が響き、ハーバード大は2010年6月通期の不 動産投資実績が同大学の運用指標を下回った。寄付基金を運用するハ ーバード・マネジメントの最高経営責任者(CEO)に08年7月に 就任したジェーン・メンディロ氏(51)は、基金の流動性を高めると ともに、外部の運用担当者を20%削減し、不動産やプライベートエク イティ(PE、未公開株)投資分を半分近くまで減らしている。