失業にあえぐギリシャの都市-パパンドレウ首相の緊縮財政策で打撃

ギリシャのパパンドレウ首相はギ リシャ北部の都市、テッサロニキを1年ぶりに再訪する。昨年の総選 挙ではパパンドレウ氏勝利の推進役を果たしたテッサロニキ市だが、 同首相の緊縮財政政策を受け、失業率が高水準の地域となっている。

パパンドレウ首相は、欧州連合(EU)で2番目に高い財政赤字 の縮小に向け、歳出削減を推進。その緊縮財政策のあおりを受けてい るのが、テッサロニキなどギリシャ北部の都市だ。ドイツのディスカ ウントストア経営のアルディなどの企業は、ギリシャ国内の店舗を閉 店、あるいはより安い労働力を求めて隣国ブルガリアに脱出している。 仕事がある人も、賃金削減の影響を被り始めている。

パパンドレウ首相が1年前に総選挙の遊説でテッサロニキを訪れ た時、給料の引き上げや政府支出の拡大を約束した状況とは大違いだ。

過去8年間テッサロニキで仕事が見つけられないというニキ・パ ショウさん(36)は、「去年演説を聞いた時は、何かやってくれる、何 かが変わると思っていたが今は違う。何を言われても私たちは信じな い。みんな怒っている」と語った。

パパンドレウ首相はテッサロニキのコンベンションセンターで 11日に演説を行う予定だ。演説は全国に放送される。

テッサロニキと周辺地域の5月の失業率は13.1%と、全国平均の 12%を上回る。ブルガリアやトルコとの国境に接する東マケドニアや トラキアでは15.9%だった。

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