来週のNY原油相場:55%が下落を予想-世界経済の減速懸念で

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落するもよう。世界経済が減速、燃料需要が減少し在庫が増えてい るとの見方が背景。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト22人を対象に実施した調 査では12人(55%)が来週の原油先物相場が下落すると予想。6人 (27%)が横ばい、4人が上昇との見通しを示した。前回は41%が下 落を予想した。

経済協力開発機構(OECD)は9日、世界経済の回復が予想より 鈍いとの見方を示した。OECDは主要7カ国の7-12月(下期)の 経済成長率見通しを1.7%から約1.5%に下方修正した。

米エネルギー省によると、先週の原油と燃料を含めた米国の総在庫 は19万6000バレル増えて11億4000万バレルとなった。原油在庫 は185万バレル減少して3億5990万バレル。5年平均を12%上回っ た。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)の アナリスト、ティム・エバンス氏は「安値64.24ドルを付けた5月の 水準を探り続けている。経済は5月より弱いし在庫は高い。5月の安値 を探るか、年初来安値を付ける展開もあり得る」と述べた。

原油相場は5月20日に2009年7月30日以来の安値である

64.24ドルを付けた。欧州はソブリン債危機を抑え込めないとの見方が 材料だった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場10月限は 今週これまでに35セント(0.5%)下げ、9日は1バレル=74.25ド ルで引けた。前年同期比では4.1%上昇。

04年4月に調査を開始して以来、相場の方向性を正しく予想した 確率は47%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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