野田財務相:9月中の予備費使用へ手続き進める-経済対策

野田佳彦財務相は10日午前の閣議 後会見で、政府が同日決定した事業規模9.8兆円に上る緊急経済対策 について、財源となる経済危機対応・地域活性化予備費9150億円を今 月中に使用できるよう、早急に事務手続きに入る方針を明らかにした。

その上で「予備費の活用は景気の下振れリスクに対する即応性の ある施策の実現が本意だ。政策効果を踏まえ、景気動向を見ながら、 必要あれば補正予算を視野に機動的に対応する」と語った。

緊急経済対策で日本銀行に対し「適切かつ機動的な金融政策の運 営による経済の下支え」を求めたことに対しては、必要な場合には適 切な対応を検討するとの日銀方針を踏まえた動きを期待しているとの 表現だと説明した。

今月7日の金融政策決定会合の決定文では「先行きの経済・物価 動向を注意深く点検した上で、必要と判断される場合には、適時・適 切に政策対応を行っていく」との方針が示されている。

一方で、今年4-6月期の実質国内総生産(GDP)の2次速報 が前期比年率1.5%に上方修正されたことを受け、「景気が着実に持ち 直しつつあることがあらためて分かった」との認識を示した。