Fリテやコクヨ株続伸、中国向けネット販売開始の報道-浸透拡大も

カジュアル衣料専門店「ユニクロ」 を全国展開するファーストリテイリング株が一時、前日比4.9%高の 1万1720円と続伸。中国で外資系企業にネット販売が解禁されること を受け、同社も自社サイトでネット販売を始めるもようと10日付の日 本経済新聞が報道。今後の中国での浸透拡大を見込む買いが入った。

日経報道によると、9日までに中国商務省が同国に進出している 外資系流通業と製造業に対し、インターネットによる通信販売を許可 すると通達したという。Fリテイリも自社サイトで「ユニクロ」商品 のネット販売を開始し、売上高を1000億円程度にまで拡大する方針と いう。Fリテイリ広報担当の坂口由紀恵氏は、「当社が公表したもので はない」とブルームバーグの電話取材で述べた。

マッコーリー証券のアナリスト、トビー・ウィリアムス氏は「高 品質商品を手ごろな価格で提供することが評価されているファースト リテイリングの店舗数は限られている。インターネット上の小売業は、 そうした店舗に直接行くことができない人々にはとても魅力的」と指 摘。報道通り、中国政府が外資系企業にサイト運営を解禁したならば、 「中国でのインターネット上の小売業は拡張していく」と話した。

同証では9日、Fリテイリの投資判断「アウトパフォーム」、目標 株価1万7000円を継続している。

このほか、同紙で中国でのネット通販参入の動きが伝えられたコ クヨも一時4.9%高の689円と大幅続伸、約1カ月ぶりの高値水準を 回復した。