クミアイ化株が3週ぶり高値、除草剤伸び業績増額修正-新薬期待も

クミアイ化学工業株が一時、前日 比2.5%高の251円と8月20日以来、約3週間ぶりの高値水準を回復。 主力の綿用除草剤「ステイプル」などが海外で伸び、9日に今期(2010 年10月)連結純利益予想を25%増額修正したことが好感された。

新しい通期連結純利益計画は、前期比3.5倍の9億5000万円。前 回予想の7億6000万円から1億9000万円の上振れとなる。比較的採 算の良いステイプルなどが伸びた結果、営業利益率が想定より0.4ポ イント高い1.8%に改善できる見通しだ。

9カ月累計(09年11月-10年7月)決算は、連結純利益が前年 同期比2.5倍の16億円となった。ステイプルや水稲用除草剤「ノミニ ー」が米国やアジアなどで伸長、化学品事業の営業利益が拡大した。

野村証券の大村俊太アナリストは「短期業績の上振れに加えて、 大型新薬の発売時期が近づいている点にも注目できる」と指摘、投資 判断「1(買い)」と目標株価460円を継続した。

同証券が注目している新薬は、水稲用除草剤「ピリミスルファン」、 畑作用除草剤「ピロキサスルホン」。大村氏はことし10月から11月に かけて認可を取得すると想定、来期(11年10月)以降の業績寄与を 見込んでいる。