乃村工芸株が急落、今期純利益は一転減益へ-価格競争響く

展示施設などのディスプレーを手 掛ける乃村工芸社の株価が急反落。一部の大型案件で予定を上回る原 価が発生、価格競争の激化も響き、今期(2011年2月期)の純利益は 一転して減益になりそう、と9日に発表した。株価は一時前日比7.3% 安の254円と、約1カ月ぶりの安値水準に沈んだ。

今期の連結純利益は、前期比51%減の2億円になる見通し。従来 予想は97%増の8億円だった。専門店市場分野を中心にテナント内装 は堅調で、連結売上高は前期比8.2%増の870億円と、従来予想(860 億円)を上回るものの、原価増と競争激化が利益を圧迫する。

同社取締役の竹村孔一管理本部長は、「急速な円高進行などで景気 の先行き不透明感が強い影響で、発注先企業からの値下げ圧力が止ま らない」という。また、純利益の下方修正幅が大きくなったことにつ いて、「内装工事を手掛ける一部子会社が赤字に落ち込む見通しとなり、 繰り延べ税金資産を取り崩す必要が生じたため」と説明していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE