インデックスなど振興銀保有株売り、金融庁が業務停止命令

金融庁が日本振興銀行に全業務停 止を命じたことを受け、インデックス・ホールディングスや中小企業 信用機構、Jトラスト、ニッシン債権回収など同行が保有する銘柄に 売りが集中。信用不安の高まりは一部金融株にも波及、武富士やプロ ミスなど消費者金融株は東証1部の下落率上位に並んだ。

関連銘柄のきょうの値動きは、インデックスが一時前日比4.7% 安の4040円、Jトラストは16%安の256円、中小企信用は14%安の 157円まで下落。ニッシンSは300円(26%)安の850円でストップ 安となった後、午前10時8分以降は同水準で売り気配となっている。 武富士は10%安の153円、プロミスは4.1%安の632円まで下げた。

明和証券の矢野正義シニアマーケットアナリストは、「振興銀の保 有株式は破産処理で今後売却される可能性がある」と指摘。戦後初の ペイオフの解禁を受け、「今後は預金者の銀行を見る目が厳しくなりそ うだ。バーゼル規制の流れもあり、金融機関は自己資本が問われる」 と話した。

金融庁は10日、日本振興銀行(東京都千代田区)にすべての業務 を停止するよう、行政処分を発令したと発表した。同時に預金者と預 金額の正確な把握、預金者などの保護に万全の対応をすることも命じ た。財産で債務を完済できないとの報告があったとしている。

金融庁が預金を一定額までしか保護しないペイオフを初めて発動、 金融機関の経営体力を懸念する動きが一部金融株に出ており、東証1 部の下落率上位を見ると消費者金融株、新生銀行に加え、群馬銀行や 八十二銀行など一部地銀株が入っている。

【日本振興銀行が株式を保有する主な銘柄群】

【かつて振興銀が保有、直近で比率ゼロになった主な銘柄群】