米ムーディーズ:コロンビア外貨建て国債格付けの見通しを引き上げ

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは9日、コロンビアの外貨建て国債格付けのアウ トルック(見通し)を「ステーブル」から「ポジティブ」に引き上げ た。政府の債務削減に向けた取り組みを評価した。

ムーディーズは同国の外貨建て国債格付けを「Ba1」と、投資 適格水準を1段階下回る水準にしている。米スタンダード・アンド・ プアーズ(S&P)による格付けは「BBB-」、米フィッチ・レーテ ィングスはムーディーズと同水準の「BB+」。

南米4位であるコロンビア経済の成長がほかの南米諸国を下回っ ているとの懸念は、同国の原油生産の増加によって和らぐ可能性があ る。ムーディーズによれば、同国政府は石油収入を債務削減に充てる 見込みで、2020年までに中央政府の債務を国内総生産(GDP)比で 約40%から30%未満まで低下させることを目指している。

ムーディーズのアナリスト、アレサンドラ・アレッシー氏は同社 のニュースワイヤに掲載した発表文で「コロンビアの構造的な財政問 題の一部への取り組みを目指した法案により、今後数年間で債務削減 がさらに進む見通しが強まった」と指摘した。

ムーディーズは1999年、コロンビアの外貨建て格付けをジャンク (投資不適格)級に格下げした。9日の発表によると、今回のアウト ルックの変更は、1段階上の「Baa3」となっている自国通貨建て 国債格付けには適用されない。