中国の8月不動産価格:9.3%上昇、8カ月ぶりの低い伸び

中国の不動産価格は8月、前年 同月比で8カ月ぶりの低い上昇率にとどまった。当局が投機的取引 を規制し、複数の物件購入を制限したことが影響した。

中国国家統計局の新聞、中国信息報の10日の報道によれば、国 内主要70都市の8月の不動産価格は前年同月比9.3%上昇。7月の 同10.3%上昇から伸びが鈍化し、ブルームバーグ・ニュースがまと めたエコノミスト8人の予想中央値(同10%上昇)を下回った。価 格自体は7月の水準と変わらなかった。

これにより中国政府が不動産バブル抑制のため追加の引き締め 措置を実施する可能性は低下した。不動産株は過去2日間、政策当 局が追加措置を導入するとの観測から6月30日以来の大幅安とな っていた。

UBSのエコノミスト、汪涛氏(北京在勤)は、「8月は幾つか の都市で販売額と価格が上昇したが、全国的には販売はそれほど力 強いものではなかった」と指摘。その上で、「新たな不動産引き締め 策が差し迫っているとの懸念は和らいだはずで、株式市場にとって 比較的前向きな内容だろう」と述べた。

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