イオンなどが買い手候補、カルフール東南アジア事業-関係者

小売り世界2位のフランスのカル フールは、東南アジア事業の買い手候補として英テスコと仏カジノ・ ギシャール・ペラションなどを選んだ。事情に詳しい関係者3人が明 らかにした。候補には日本のイオンも含まれている。同事業の買収額 は約10億ドル(約840億円)になる可能性があるという。

交渉が非公開であることを理由にこれら関係者が匿名で語ったと ころによれば、買い手候補がこれまでに行った買収提案には拘束力が ないが、今後、10月末に拘束力を持つ提案を行うよう求められる。買 収対象はカルフールのタイ、マレーシア、シンガポール事業。

カルフールはこれらの事業を売却し、中国とインドネシアに集中 する計画。オロフソン最高経営責任者(CEO)は5月に、今年中国 で大型スーパー22店舗とディスカウントストア140店舗を開店するほ か、インドネシアにも13店舗を出店すると表明した。

英国最大のスーパーマーケットチェーン、テスコの広報担当、グ レッグ・セージ氏は、同社はこのような問題にはコメントしないと語 った。カルフールの広報担当、フロランス・バランコーアン氏とイオ ンの広報担当、末次賢一氏はともにコメントを控えた。カジノ・ギシ ャールの広報担当、カリーヌ・アルイ氏に電話と電子メールで取材を 試みたが、今のところ回答は得られていない。