欧州株(10日):下落、4カ月ぶり高値から反転-ドイツ銀が安い

欧州株式相場は4カ月ぶり高値 から下落。ドイツ銀行が株式売却を検討しているとの報道を受け、売 りが優勢になった。一方、自動車株は堅調に推移した。株式相場は週 間ベースでは2週連続高。

ドイツ銀行は大幅安。同行が最大90億ユーロ(約9600億円) の調達に向けた新株発行を検討していると、協議に詳しい関係者3人 が明らかにした。スペインのガス会社、ガス・ナトゥラルも安い。フ ランスの公益事業会社GDFスエズが、保有していたガス・ナトゥラ ル株のすべてを売却したことがきっかけ。一方、フランスの自動車メ ーカー、プジョーシトロエングループ(PSA)とルノーはいずれも 上昇。両社は仏政府から受けた30億ユーロの融資のうち、33%を期 限前に返済すると明らかにした。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%安の264.70で終了。 週間ベースでは1.7%高となり、5月に付けた年初来最安値からの 上昇率は14%に拡大した。

チャールズ・スタンレー(ロンドン)の調査責任者、ジェレミ ー・バットストーンカー氏は「銀行株にはこの日、非常に大きな関心 が集まった」と指摘。「ドイツ銀行による資金調達が買収に活用され るための調達でないとすれば、皮肉屋は欧州の銀行ストレステストの 正当性について疑問を投げ掛けるだろう」と述べた。

ドイツ銀が安い

ドイツ銀行は4.6%安。関係者が匿名を条件に語ったところに よると、調達資金はドイツ・ポストバンク株の保有比率引き上げや、 厳格化する資本規制に対応するために活用されるという。

ガス・ナトゥラルは4%安。GDFスエズは、保有していたガ ス・ナトゥラル株5%のすべてを売却した。

プジョーシトロエングループとルノーはいずれも1.8%高。両 社は仏政府からの融資のうち10億ユーロを返済すると発表した。

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