米社債保証コスト低下、失業保険申請件数の減少で-CDS取引

9日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが2日連続で低 下。先週の新規失業保険申請件数が予想以上の減少となったことが手 掛かり。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のスプレ ッドは、ニューヨーク時間午後4時54分(日本時間10日午前5時 54分)現在、0.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の104.8bp。スプレッド低下は通常、投資家心理の改善を示す。

同指数は一時、102.5bpと8月9日以来の低水準を付けた。失 業保険申請件数の発表を受けて、米経済がリセッション(景気後退) に再び陥るとの懸念が和らいだ。先週発表された8月の米雇用統計で も、民間部門雇用者の伸びが予想を上回った。

MFグローバルのグローバル・チーフエコノミスト、ジェームズ・ オサリバン氏はブルームバーグラジオの番組「ブルームバーグ・サー ベイランス」のトム・キーン司会者とのインタビューで、「少なくとも ここ2週間の経済指標は二番底懸念を退けるものだ」と指摘した。

米食品スーパーチェーン、セーフウェイの社債保証コストは4カ 月ぶり大幅低下。米保険会社アメリカン・インターナショナル・グル ープ(AIG)はこの約1カ月で最大の下げとなった。CMAによれ ば、セーフウェイのCDSスプレッドは8.1bp低下の107.6bpと、 下げ幅は5月10日以来で最大。AIGは9.8bp低下して321bp と、8月13日以来の大幅な下げ。

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