IMFのブランシャール氏:景気回復はぜい弱、失業率高止まりへ

国際通貨基金(IMF)のチーフエ コノミスト、オリビエ・ブランシャール氏は、米欧など各国の失業率 は数カ月にわたり高水準にとどまる可能性が高いと指摘し、余裕のあ る政府は成長促進のために財政刺激策を取るべきだとの考えを示した。

ブランシャール氏は9日、ブルームバーグテレビジョンとのイン タビューで「最良のシナリオが実現したとしても、今後半年から1年 の景気回復はさほど力強いものにならない」と指摘。失業率について、 「米国では比較的ゆっくりと下がる。欧州ではそれより速いペースで 低下するかもしれないが、長期にわたり高水準が続くことになる」と 語った。

経済協力開発機構(OECD)は9日公表した報告書で、世界の 景気回復は予想以上に緩やかであることが顕著になりつつあり、政策 当局は景気支援のために刺激策の延長または強化が必要になる可能性 があると指摘。最近の経済指標は主要7カ国(G7)の今年7-12月 (下期)の経済成長率が約1.5%と、従来予想の1.7%を下回る可能性 を示唆していると分析した。

ブランシャール氏は、各国政府の最初のステップは、債務の抑制 に向けた「信頼し得る財政計画の策定だ」と指摘。各国はその上で失 業者支援などの景気浮揚措置を取るべきだとの考えを示した。

同氏はまた、「二番底」は見込んでいないものの、景気が悪化した 場合、「新たな措置を検討することは理にかなっている」と述べた。

-- Editors: Brendan Murray, Vince Golle

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