欧州株:続伸、米失業保険申請の予想以上の減少を好感

欧州株式相場は続伸。4カ月ぶ りの高値から上げ幅を拡大した。上昇は過去5営業日で4度目。米 労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数が予想を下回った ことが好感された。

英銀3位のバークレイズは5%高。銀行株価指数の上げをけん 引した。米新規失業保険申請の発表で、米経済の力強さに対する確 信が高まったことが背景にある。独自動車メーカーのダイムラーは

2.6%高。自動車株価指数は2008年10月以来の高水準に押し上 げられた。クレディスイス・グループはダイムラーの利益見通しを 上方修正した。半導体設計の英ARMホールディングスは4%上昇。 同社は新型のプロセッサー(MPU、超小型演算処理装置)を発表 した。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%高の265.09と、4 月26日以来の高値で取引を終了。同指数は5月に付けた年初来の 安値から14%上昇している。

コリンズ・スチュアートのチーフ株式ストラテジスト、アンソ ニー・ドワイヤー氏はブルームバーグラジオの番組「ブルームバー グ・サーベイランス」のトム・キーン司会者とのインタビューで、 「景気は二番底に陥っていないため、これまで国債に流れていた資 金がどこにいくのか、投資家は様子を見ている状況だ」と指摘。「企 業は利益を伸ばしながらコストは抑えている。金利水準も極めて低 く、株価は今後、現在の水準より大幅に高くなるだろう」と語った。

米労働省が9日発表した4日に終わった1週間の新規失業保 険申請件数は前週から2万7000件減少して45万1000件となり、 景気減速とともに企業が雇用削減ペースを加速するとの懸念が緩 和された。

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