フォード:独から米へのSUV生産移転取りやめ、為替が影響-関係者

米フォード・モーターは、小型ス ポーツ型多目的車(SUV)の生産拠点を欧州から米ケンタッキー州 に移す計画を取りやめた。為替レートが米国での生産に有利に働かな くなったことが理由。この決定に詳しい関係者2人が明らかにした。

計画は非公開だとして匿名を条件に語った同関係者によれば、フ ォードは低い労働コストとドル安を考慮し、小型SUV「クーガ」の 生産拠点を来年、ドイツからケンタッキー州ルイビルに移す計画を立 てていた。だがユーロの下落を受け、同社はドイツでのクーガ生産を 継続する予定だという。

同関係者によれば、フォードはクーガを欧州に年間最大8万台輸 出する方針だった。

フォードが昨年10月、クーガを小型SUV「エスケープ」とと もにルイビル工場で生産することで全米自動車労組(UAW)と暫定 合意に達して以降、ユーロは対ドルで14%下落している。