ユーロ圏各国、いまだに本格的に予算削減を開始せず-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティ ングスは、ユーロ圏各国の政府がいまだに本格的に予算削減を開始 していないとした上で、財政赤字削減に向け「実質的」な努力をし ているのはほんの一部の周縁国にとどまると指摘した。

フィッチのソブリン債格付けシニアディレクター、ポール・ロ ーキンス氏は9日、電子メールで「実質的な財政引き締めが行われ ているのは、依然としてギリシャとスペイン、ポルトガル、アイル ランドにとどまっている」とし、「世界の景気回復の持続性や国家 財政の中期的な見通しをめぐる懸念が続いていることから、市場の 信頼感はなおも脆弱(ぜいじゃく)だ」と説明した。

フィッチはまた、ユーロ圏の存続可能性をめぐる懸念からソブ リン債やほかの金融市場でボラティリティ(変動性)が高まってお り、そうした懸念を払しょくするには、国およびユーロ圏レベルで 経済・財政政策の改革を実施する必要があると言及した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE