中国利上げ観測が台頭-統計発表を土曜に前倒し、週明け市場を意識か

中国政府が8月の統計発表を2日 前倒ししたことで、中国人民銀行(中央銀行)が週明け前に利上げ態 勢に入るとの観測が高まった。

中国国家統計局は9日に電子メールで、8月の消費者物価指数 (CPI)と鉱工業生産を11日に発表すると明らかにした。従来は 13日に予定されていた。9日夕刻の時点で、人民銀と統計局の高官 からコメントは得られていない。

BOCインターナショナルの債券アナリスト、陳剣波氏(北京 在勤)によると、人民銀はインフレによる貯蓄の目減りに対処するた めに預金金利を引き上げるのではないかと投資家は推測している。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト31人の予想平均で は、8月のCPIは3.5%上昇に加速したもようだ。中国の1年物 の預金金利は2.25%に設定されている。

陳氏は、「国家統計局が週末に経済統計を発表したことはこれ まで聞いたことがない」と指摘。人民銀には「預金金利の引き上げを 正当化する経済統計が必要なのかもしれない」と続けた。