ギリシャ公債責任者:債務再編あり得ない、緊縮財政を堅持

ギリシャ公的債務管理庁(PD MA)のクリストドゥル長官は、同国は債務再編を行わないと言明 し、1100億ユーロ(約11兆7100億円)規模の救済の条件である 緊縮財政政策を堅持すると表明した。

クリストドゥル長官は9日、ブルームバーグテレビジョンのイ ンタビューで、債務再編について「検討もしていないし誰一人とし て考えてすらいない」とし、財政再建に向けた政府の取り組みを「国 民は強く後押ししている」と述べた。

ギリシャが5月に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF) に救済を求めた後も、投資家はギリシャ国債の購入に消極的なまま となっている。10年物ギリシャ国債の同年限のドイツ国債に対す る利回り上乗せ幅(スプレッド)は8日時点で最大957ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)と、5月7日に付けた過去最大ま であと16bpの水準。

クリストドゥル長官は「非投資適格債を保有できない市場参加 者が売りを余儀なくされる一方、買い手が不在という状況にある」 と説明。「買い手がいないのは誰も積極的にギリシャ債を販売して いないためだ。市場参加者は行動を控えており、まずは緊縮策がう まくいくかどうかを見極めたいと望んでいる」と語った。

同長官は、ギリシャの信用格付けが6月に非投資適格級に引き 下げられて以降、投資家が最大500億ユーロ相当のギリシャ国債を 売却したと推計する。

米ゴールドマン・サックス・グループでインベストメントバン カーを務めた経歴を持つ同長官は、市場には行き過ぎる傾向がある と指摘。投資家は国債スプレッドをギリシャで何が起きているかを 示すものとしてとらえるべきではないと語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE