世界の景気回復は予想以上に緩やか、刺激策の延長必要も-OECD

経済協力開発機構(OECD)は、 世界の景気回復は予想以上に緩やかであることが顕著になりつつあ り、政策当局は景気支援のために刺激策の延長または強化が必要に なる可能性があると指摘した。

OECDは9日公表した報告書で、最近の経済指標は主要国7 カ国(G7)の今年7-12月(下期)の経済成長率が約1.5%と、 従来予想の1.7%および1-6月(上期)の3%を下回る可能性を 示唆していると分析した。

OECDのチーフエコノミスト、ピエールカルロ・パドアン氏 は報告書で、「最新の経済指標は世界経済の回復ペースの鈍化を示し ており、これは予想よりも幾分顕著だ」としている。

OECDは、景気回復の鈍化が一時的ならば、政策当局は投資 家を安心させるために、財政赤字削減の方針を堅持しながら金融支 援の解除を数カ月間先送りすべきだと提言。一方、成長への脅威が 長引く場合は、中央銀行が資産を購入するとともに長期にわたり政 策金利をゼロ近辺に維持することを確約し、政府は財政赤字削減を 遅らせる必要があるかもしれないとの見解を示した。

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