ECB:緊急措置の市中銀行向け融資は来年に入るまで継続へ-月報

欧州中央銀行(ECB)は、緊急 措置の市中銀行向け融資を2011年に入っても継続すると表明した。 世界的な減速が欧州の景気回復を脅かしていることが理由。

ECBは9日公表した月報で、1週間物と1カ月物資金の無制限 供給を「必要な限り」継続し、少なくとも来年1月18日までは続け ると表明した。政策金利は適正との見解も重ねて示した。2日の政策 決定後の総裁の会見内容を踏襲した。

景気については「回復は緩やかなペースで続くだろう」とし、一 部の経済指標は予想よりも強かったものの、「一つには一時的要因に よるもの」だと指摘した。また、物価の動向は中期的に「穏やかな状 態が続く」との見通しも示した。

「世界経済の回復は持続しているが、予想された通り、世界の成 長の勢いは幾分弱まりつつある。世界的な在庫構築と財政による景気 刺激からの支援が薄れたことが要因だ」と分析。「新興市場経済の成 長は総じて強さを維持してきたが、短期の指標は幾分の限定的な減速 を示唆している」と続けた。

ECBは先週、ユーロ圏経済の今年の成長率を約1.6%、来年を約

1.4%と予想。それぞれ1%と1.2%としていた従来から上方修正し た。

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