欧州債の保証コストが上昇、アイルランド11bp高―銀行資金難を警戒

9日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場では、欧州の国債をデフォルト(債務 不履行)から保証するコストが上昇。なかでもアイルランド国債の 保証コストの上昇率が最も高くなった。景気回復が減速するなか、 域内銀行には追加支援が必要になるとの懸念が強まった。

CMAのデータによると、アイルランド国債の保証コストを示 すCDSスプレッドは11ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の382bpとなった。ギリシャやスペイン、ポルトガ ル、イタリアの国債の保証コストも上昇した。

アイルランドのレニハン財務相は、同国のアングロ・アイリッ シュ銀行の救済に関する「最終決着」としての計画を明らかにした ものの、救済費用増大への投資家の懸念を沈静化するには至ってい ない。欧州中央銀行(ECB)のシュタルク理事はドイツの銀行が 資本をさらに必要としていると述べた、とフィナンシャル・タイム ズ・ドイツ版(FTD)が伝えた。また、経済協力開発機構(OE CD)は、世界の景気回復は予想していた以上にペースが遅いとの 認識を示した。

CMAによると、ギリシャ国債のCDSスプレッドは9bp上 昇の905bp。スペイン国債のCDSスプレッドは5bp上昇して 235bp。ポルトガルは5bp上昇の330bp。イタリアは3bp 上昇の212bp。

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