三菱UFJ投信、中国の銀行株を購入-高い純金利マージンで業績期待

三菱UFJフィナンシャル・グルー プ傘下の三菱UFJ投信は、中国の銀行がアジア太平洋地域の先進市 場のライバル銀行に比べて高い純金利マージンを維持できる公算が大 きいとの見方から、香港に上場する中国の銀行株を購入している。

同社香港現地法人の三菱UFJインベストメント・サービス(香 港)で約3億1000万ドル相当の中国株の運用に携わる冨田道也氏は、 中国政府が資産インフレ抑制に向けた融資規制の追加策導入を遅らせ る公算が大きいことから、中国工商銀行と中国建設銀行の利益は7- 12月(下期)に高い純金利マージンから恩恵を受けるとの見方を示 した。

収益性の尺度である純金利マージンは、銀行の収益資産に対する 純金利収入の比率。ブルームバーグの集計データによると、中国の金 融機関の純金利マージンは直近の報告の平均で2.8%と、アジア太平 洋地域の先進市場の銀行の1.59%を上回った。

冨田氏は8日に香港でインタビューに答え、「引き締め政策につい て中国当局から最近目立った発言がないのは、既に政策を緩和し始め たととらえられる」と述べ、「以前ほどの引き締めがなくなれば、銀 行融資も増える。純金利マージンも高いので、下期も引き続き堅調な 業績が期待できそうだ」と語った。

三菱UFJ投信のウェブサイトによると、同社のファンド、チャ イナオープンは3日の時点で、中国建設銀行が組み入れ比率最大の銘 柄だった。工商銀は組み入れ比率で上位3番目だった。

富田氏は「株価の堅調な推移を期待して中国の大型銀行株を組み 入れている。時価総額の大きな銀行株が上昇すれば、中国株全体も遅 れを取り戻せるだろう」との見方を示した。

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