ノルウェー政府年金基金、ギリシャ国債に投資-デフォルトないと予想

世界第2位の政府系ファンド(SW F)を持つノルウェーは、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥 ることはないとみている。

ノルウェー政府年金基金グローバル(運用資産:4500億ドル=約 37兆6800億円)はギリシャ国債のほか、スペインやイタリア、ポル トガルの国債を積み上げてきた。ヨンセン財務相はこうした戦略を支 持すると述べた。同投資戦略による4-6月(第2四半期)の運用成 績は欧州債でマイナス3.4%、アジア・米州債ではプラスとなってい る。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) のシニア債券ストラテジスト、ハービンダー・シアン氏はインタビュ ーで、「要はこれら諸国のデフォルトを予想するかだ」と指摘。「ノル ウェーは、デフォルトはないとの見方をしている。ギリシャ債の保有 は特に興味深い。ある時点で債務再編かデフォルトに至るというのが 市場のコンセンサスだからだ」と語った。

一方、ノルウェーは長期的な投資姿勢で損失が避けられると考え ている。ヨンセン財務相は8月27日のインタビューで、「わが国は無 限の投資を行っていると言ってよい」とした上で、「ファンドの運用期 間と投資内容を考慮すれば、アクティブ運用の部分があることが重要 だ」と述べた。

同国の石油・天然ガス収入を運用するグローバルは、世界の指数 に占める重要度に比例した証券投資を主に行っている。ベンチマーク を上回る成績を目指すアクティブ運用も活用する裁量を利かせること で、同ファンドは1998年以来、指標を年平均0.3%上回るパフォーマ ンスを見せてきた。