資産買い取り「第2弾」を模索する英中銀-具体策発表は来年早々か

イングランド銀行(英中央銀行)の キング総裁は、国債を中心とする資産買い取り策の第2弾を始める必 要があるかもしれない。第2次世界大戦後最悪のリセッション(景気 後退)から回復中の英経済は失速しつつある。

先週の調査によれば、英国では製造をはじめ、サービスや建設活 動が8月は軒並み低迷。住宅市場も弱含んだ。英中銀は2009年3月 以降、2000億ポンド(約25兆9000億円)の資産買い取りを実施し、 政策金利を過去最低としているが、これだけでは景気の勢い持続に十 分でない可能性がある。英政府が約60年で最大の予算削減を掲げて いるためだ。

BNPパリバのロンドン在勤エコノミスト、アラン・クラーク氏 は電話インタビューで、英中銀は「金融政策引き締めに転じる前に一 段と緩和する公算が大きい」と話す。「危険なのは、行動が遅きに失す るということだ」という。

英中銀の金融政策委員会(MPC)メンバーらは過去2カ月の間 に資産買い取りプログラムの規模拡大を討議した。同プログラムの影 響で英国債利回りが低下し、景気を支えた効果を当局者は認識してい るものの、融資の流れが加速して経済全体を潤すまでには至っていな い。

クラーク氏はMPCが来年2月に景気支援に向けた「第2弾」の 措置で合意すると予想。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ グループ(RBS)のエコノミスト、ロス・ウォーカー氏(ロンドン 在勤)も2011年の早い時期にそうなる確率が最大40%あるとみてい る。ただ、9日開催のMPCで刺激策の拡大が決定されると予測する エコノミストはブルームバーグ・ニュースが調査対象とした31人の 中にいなかった。金融政策決定発表はロンドン時間同日正午(日本時 間午後8時)。

エコノミスト56人を対象としたブルームバーグ調査では、全員 がこの日のMPCは政策金利を0.5%で据え置くと予想した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE