韓国銀:予想外に政策金利据え置き-世界経済のリスク警戒

韓国銀行(中央銀行)は、市場予 想に反して政策金利の据え置きを決めた。外需の減速が同国の輸出に 打撃を与えることへの懸念を示した。

韓国銀行は9日の声明で、政策金利である7日物レポ金利を

2.25%に据え置くことを決めたと発表。ブルームバーグ・ニュースが 実施したエコノミスト14人を対象とした調査では、4人が金利据え 置きを予測。10人は0.25ポイントの利上げを予想していた。

現代証券のエコノミスト、イ・サンジェ氏(ソウル在勤)は、 「世界的な不確実さが増したことで追加利上げは見送られた」とした 上で、「物価上昇圧力を抑えるため、来月以降に再度利上げする可能 性が大きい」と述べた。

韓国の1-6月(上期)成長率は7.6%と、上期としては10年 ぶりの高い伸びとなった。そのけん引役となった輸出は、世界経済の 冷え込みで見通しが悪化している。

韓国銀行は声明で、消費者物価指数(CPI)が今後加速する可 能性を指摘した。米国の景気減速の恐れと長引く欧州の財政問題がダ ウンサイドリスクだとの見解も示した。

8月のCPIは前年同月比2.6%上昇と、金融当局の2012年ま での目標水準の範囲内(平均2-4%上昇)にある。韓国銀行は7月、 11年には3.4%上昇へと加速するとの予想を示した。政府は今月2日、 物価上昇とインフレ期待抑制のため、「予防的な行動」を起こす方針 を表明している。