AGHD株が6日続落、コスト過多で「株主限定ライヴ」開催中止へ

傘下企業で音楽・映像ソフトを手掛 けるエイベックス・グループ・ホールディングス株が一時、前日比

3.6%安の1145円と6日続落。8月25日(1147円)以来、約2週間 ぶりの安値を付けた。同社は前日、「株主限定ライヴ」を2011年以降 取りやめると発表、投資家の株式保有意欲に影響が出ると懸念された。

AGHDが8日の取引終了後に発表したリリースによると、毎年 提示株主総会終了後に開催していた「株主限定ライヴ」の開催をいっ たん取りやめることを決定。会場の確保が困難なほか、増加するコス ト、ライヴに参加するために必要な議決権行使書がインターネットオ ークションなどで売買されている問題などが中止の理由という。

同社は8月30日、人気アニメの関連商品の好調などを理由に、 2010年4-9月期(第2四半期)業績予想を上方修正。売上高を従来 の560億円から前年同期比1.3%増の590億円、営業利益を従来の13 億円から同3.2倍の54億円にそれぞれ増額した。これを受けて、9月 2日には年初来高値の1290円を付けていた経緯がある。

独立系調査会社ティー・アイ・ダブリュの岡敬シニアアナリスト は、「株主限定ライヴは特殊なもので、それを目的に保有していた個人 投資家は多かった。ライヴを期待して持っていた人の失望感が出てい る」との認識を示した。

ただ業績面では、上期決算の発表時に通期予想を上方修正してく る可能性があるといい、株価も「失望売りが一巡したら戻ってくるの ではないか」と予想。TIWでは現在、AGHDの11年3月期の連結 営業利益を前期比62%増の90億円(会社側計画85億円)と見ている が、「中間状況から100億円程度になる可能性もある」と岡氏は言う。 ブルームバーグ・データによると、上期決算発表予定は11月5日。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE