SEC、米連邦地裁にシティとの和解案承認を要請-資産の虚偽報告

米銀大手シティグループがサブプ ライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の保有資産400億 ドル(約3兆4000億円)を公表せず投資家に誤解を与えたとして、 米証券取引委員会(SEC)が提訴していた民事訴訟で、SECは 米連邦地裁判事に和解案の承認を求めた。シティはSECに7500 万ドルを支払うことで合意している。

エレン・フベル判事は当初、和解案文書の内容に満足せず、さ らなる情報提供を要請。8日は弁護士が新たな資料を提出する期限 となっていた。

SECは同日提出した資料で和解案について、「不正行為の深刻 さが考慮されている」と説明した。また、「投資家にとって重要な問 題で企業が誤解を招く発表を行うことが放置され得ないとの明確な メッセージを送るという点で、かなり充実した内容だ」と指摘した。

SECは7月29日にワシントンの連邦地裁に提出した訴状で、 シティがサブプライム関連資産について業績発表や財務報告書で虚 偽の報告を行ったと指摘。400億ドル余りの投資が一部で公表され なかったと主張していた。