商社株が上昇、資源価格の軟化一巡-大和証CMは強気判断

三菱商事、三井物産など商社株が上 昇。株価の割安感が強まる中、資源価格の軟化一巡によるモメンタム の改善や大型投資による成長期待の高まりなどが一部アナリストから 指摘され、買いが優勢となった。

三菱商は一時前日比2.6%高の1887円、三井物は同3.5%高の 1151円、住友商事は同2.9%高の1029円など。東証1部33業種の値 上がり率ランキングで、卸売指数は午前10時4分時点で1位。同指数 は、直近高値を付けた4月15日から前日まで23%下落。ブルームバ ーグ・データによると、卸売指数採用銘柄の今期予想PER(株価収 益率)は7.3倍となっていた。一方、TOPIXは15倍。

大和証券キャピタル・マーケッツの五百旗頭治郎アナリストは8 日付のリポートで、「4月以降の株価調整により悪材料はほぼ株価に織 り込まれたと判断する」と指摘。円高や世界経済の二番底懸念が薄ま れば、「総合商社株は10年末から11年前半にかけて、本格的な上昇が 期待できよう」との見方を示した。

リポートによると、株価バリエーションの切り上げの要因は、① 資源価格の軟化一巡によるモメンタムの改善、②大型投資実行による 成長期待の高まり、③配当引き上げ期待――の3点を挙げている。

大和証CMは8日付で、総合商社セクターに対する今後3カ月間 の投資判断を「中立」から「強気」に引き上げた。個別では、三菱商、 三井物をいずれも「中立(3)」から「アウトパフォーム(2)」に引 き上げ、住友商事は「買い(1)」を継続した。

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