米財務長官:中国はより迅速に行動を-人民元の上昇容認で

ガイトナー米財務長官は、中国が 公約の実行を貿易相手国に示すため、同国当局がドルに対する人民 元のより急速な上昇を容認する必要があるとの見解を明らかにした。

ガイトナー長官は8日、ワシントンでのブルームバーグテレビ ジョンとのインタビューで、「率直に言って中国はこれまで、為替の 変動をあまり容認していない」と指摘。「中国当局は調整過程が始ま ったばかりであることを認識しており、われわれはより迅速な行動 に期待している」と述べた。

中国の温家宝首相は6月に人民元の柔軟性向上を表明した後で、 対ドルの上昇率を1%未満に抑えている。11月の中間選挙を控え、 米議員は人民元に関する公聴会を計画。人民元の過小評価で中国の 輸出製品が安価になっていることから、米企業が関税を求めること を認める法案を推し進める可能性がある。

ガイトナー長官は日本政府が円高対応策を検討する中で、中国 の為替政策に対する見解を示した。同長官は野田財務相と話してい ないと語った。介入見通しについてはコメントを避ける一方、日本 が景気回復のために可能な対策を講じるべきだと述べた。

ガイトナー長官は「日本は幾つかの困難な問題に対応している」 とし、「私の見解では米国のように、日本はどうやって景気回復の促 進を確実にするかという点に重点的に取り組むべきだ」と話した。