英中銀:資産購入規模と政策金利を据え置き-景気回復支援

イングランド銀行(英中央銀行) は9日の金融政策委員会(MPC)で、資産買い取りプログラムの 規模を据え置くとともに、政策金利も過去最低に維持することを決 めた。失速兆候を示している景気回復を側面から支援する。

キング総裁ら9人から成るMPCは資産買い取り規模を2000 億ポンド(約26兆円)で維持し、政策金利のレポ金利を0.5%に 据え置いた。決定はブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ スト調査での予想通りだった。

大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ(ロンドン)のエ コノミストで、英財務省に勤務した経験のあるヘタル・メータ氏は 電話インタビューで、「イングランド銀は動かないだろう。英経済 は恐らく二番底を回避するが、ぎりぎりのところだろう」と語った。

英国の景気回復の持続性をめぐりMPCメンバー間で意見が 分かれている。アンドルー・センタンス委員は、経済状況は改善し、 インフレ期待の重しが外れたと主張。8月まで3カ月連続で利上げ を求めていた。一方、ビーン副総裁は、英経済は依然として「脆弱 (ぜいじゃく)」だと指摘し、追加的な緩和措置が必要になる可能 性があるとの見解を示している。

メータ氏は「他のMPCメンバーが利上げ主張に同調する公算 は小さい」と述べ、「現時点ではセンタンス委員も、最近の展開に 照らして引き締めが必要との考えが正当化されるか疑問に感じて いるだろう」と付け加えた。

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