対日アルミ割増金:10-12月は116-118ドル-1年ぶり低水準

【記者:高田亜矢】

9月9日(ブルームバーグ):アルミニウム生産会社は、アルミ地金 の対日プレミアム(割増金)を10-12月(第4四半期)に1年ぶりの 低水準まで引き下げる見通しだ。政府による景気刺激策の効果が薄れ景 気回復が鈍化していることが背景にある。

交渉に参加した企業幹部3人が匿名を条件に明らかにしたところに よると、プレミアムは1トン当たり116-118ドル。7-9月(第3四 半期)は120-122ドルだった。アルミの輸入価格は、ロンドン金属取 引所(LME)の現物価格に地域ごとのプレミアムを上乗せして決定さ れる。

プレミアムは1-3月(第1四半期)に125-130ドルと、少なく とも14年ぶりの高水準に達した後、3四半期連続で引き下げられてい る。中東や中国のアルミ生産会社の輸出が増加しアジアの供給は十分な 水準にあるものの、日本政府のエコカー補助金制度が終了したため、自 動車メーカーのアルミ需要は減少する可能性がある。

丸紅経済研究所の柴田明夫代表は、アルミ市場は供給過剰となって おり、世界の過剰分は約200万トンと推計されていると指摘。景気回復 の鈍化で先進国の需要は勢いを失っているとの見方を示した。

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