カナダ・ドル:上昇、カナダ銀行が追加利上げを示唆-国債相場は下落

8日の外国為替市場でカナダ・ ドルは上昇。この日、カナダ銀行(中央銀行)は4カ月足らずで3 度目の利上げを決定したほか、景気拡大が続く中で政策金利を年内 に再度引き上げる可能性を示唆した。

カナダ・ドルは主要16通貨に対し全面高。カナダ中銀が政策 金利である翌日物金利の誘導目標を0.75%から1%に引き上げた ことで、投資資金は高利回り資産に流れた。同中銀は声明で、4月 以降の金融引き締め後も「状況が非常に景気刺激型であることに変 わりはない」と指摘している。年内の金融政策決定会合は10月19 日と12月7日に開かれる。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時21分(日本時間9日午 前5時21分)現在、前日比1%高の1米ドル=1.0376カナダ・ ドル(1カナダ・ドル=0.9638米ドル)。前日は1.0480カナダ・ ドルだった。

カナダの国債相場は下落。2年物国債(表面利率2%、2012 年9月償還)利回りは一時、14ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇して1.43%を付けた。日中ベースで8月17日以 来の高水準。価格は26セント安の101.13カナダ・ドルだった。

10年物国債(表面利率3.5%、20年6月償還)利回りは一時、 13bp上昇して2.94%を付けた。日中ベースで5月10日以来最 大の上げだった。欧州債務危機で世界的な景気回復が途切れかねな いとの懸念が広がり、高利回り資産への選好が後退する前の4月に は3.751%と、1年5カ月ぶりの高水準に達していた。8月31日 には2009年4月以来の低水準となる2.745%を付けている。